ブログ

出雲の旅館の薬水




私の生まれ育った温泉旅館の冷泉。
弱った皮膚に良く、100年以上昔から薬湯、薬水として、たくさんの方々に親しまれてきました。

私の幼いころ、たくさんの方が一升瓶(その後ペットボトルになる)を持ち、温泉水を分けて欲しいと
旅館にいらっしゃいました。

私は小さながら、良くお手伝いをする子供で、便を受け取ってはお風呂場の蛇口にビンの口をあてて、
満タンにして、渡しても滑らない様にタオルでしっかり拭いて、玄関で待つお客様に渡していました。
当時、10円を受け取っては事務机にある緑色の金庫に入れていました、

生まれ育った島根県出雲市多伎町と、隣の湖陵町は海沿いで育つものが無く、クワは育ったようで養蚕が盛んな場所で、
(そこから現在いちじくが実り、海水のミネラルで甘くて美味しい全国的に有名ないちじくの名産地域になっています)養蚕者酸たちが、
わざわざ歩いて20分~30分もかかる山の中に一軒ある実家の温泉につかり、労を癒すのに行列が出来ていたと祖母から聞いて育ちました。

皮膚病に良いのは、その頃から口コミで評判で、たくさんの方の肌荒れも癒してきました。
桃源郷のような場所で、スポッと異空間が広がる世界観で、全てを癒す場所でした。

結構有名な旅館で、母が女将だったころは、東京、広島、島根、のテレビ局が取材に来たり、雑誌の取材もあり、私も小さなころ、
NHKだったと思いますが、取材に参加したことがあります。

タレントさん、有名な作曲家の方、女優さん、作家さん、お相撲さん。政治家の方々も、良く訪れて頂いて、作家の下重暁子さんは、
母がファンで、手紙で長くやり取りをさせて頂いていたようで、良く話を聞きました。

私がコロナになったとき、ひどいっ湿疹になったことをFBにアップしたら。今、源泉も含めて持ち主になって下さっている西原さんが、
華蔵の温泉水を送りましょうか?

と一通のメールをくださいました。

両親もなくなり、て離れしているため、もうかれこれ8年ぐらいは、その薬水に触れることが出来なくなっていましたが、
去年の神在祭の日にお会いすることになり、都度やり取りさせて頂くようになっていますが、今回も、薬湯につかり育ち、
何よりその水の素晴らしさを肌で感じてきた私は、その温かいご連絡が嬉しく、感謝しかありませんでした。

そのお水が夕方にとどきました。
それも7月に出来たばかりの多伎町のクラフトビール製造所で作られたビールと、名物のいちじくフィナンシェのお土産付きで。

これからまた引き続きご縁が続いて行く流れも出てきて、地元で仕事も貢献もしたいと願ってきた私にとって、土地についても、
植物についても発信していけるようにしたいと思っています。

数年したら、島根と東京を行き来するのが私の描く夢ですが、色々なご縁により叶って行く気がします。

お水は蓋を空けたら、懐かしい香りがして、子供の頃を沢山思い出しました。
少し水で実験したいこともあるので、楽しみです。湿疹の後にももちろん使います。

●細胞美®ヘルスケア公式ラインでは、情報動画も
全公開していますので、ぜひお友達申請お待ちしています!

https://lin.ee/zeyV0hZ

過去の記事

全て見る

お申し込み・無料オンライン相談会