How to ハーブ
ウコン・ビフィズスオリゴ・ビルベリー・プエラリアミリフィカ
■ウコン
使用部分:根
歴史
ショウガ科の植物であるウコンの原産地はインドを中心とする熱帯アジアです。
とくにインドでは紀元前のソロモン王朝の時代から栽培されており、貴重なスパイスとして世界各地に広まっていきました。日本でもウコンの歴史は古く、今から500年も昔の室町時代以前にさかのぼると言われています。
適応
強肝、高血圧、低血圧、消化機能促進、むくみ、リュウマチ、関節炎、膀胱炎、利尿、便秘、利胆、虫歯、二日酔い等
特徴
ウコンには、慢性肝炎や肝機能障害といった強肝作用のほか、胃腸病などに薬効があると言われています。それでは、ウコンが具体的にどんな効用があるのかを紹介しましょう。ウコンの効用の中で、とくに肝機能を高めるといわれる理由は、ウコンに胆汁の分泌を促進する作用があるからなのです。胆汁は肝臓で作られた後、いったん胆のうにたまり、そこから十二指腸へ送られて栄養分の吸収を助ける役目を持っています。ウコンが胆汁の分泌を活発にすることによって肝細胞が刺激され、肝機能を高める効果があるのです。その結果、肝臓の大切な働きである解毒作用も強くなるというわけです。肝臓病は、三大成人病のガン、心臓病、脳血管障害に迫る勢いで増えています。慢性肝炎にしても、肝硬変にしても、今のところ決定的な治療法が確立されていません。それだけに、ウコンによる肝臓の強化機能は注目に値するといえるでしょう。また、ウコンは健胃薬としても利用されてきました。これは、ウコンに口腔の粘膜を刺激して唾液の分泌を促進する作用があるからです。唾液の分泌によって消化を助けるばかりでなく、胃に温感を与えて胃の運動を活発にさせ、胃液の分泌を促進します。この健胃作用によって、食欲が増進されるというわけです。
注意事項
※クルクミンとして300-600mgを1日3回、摂取するのが妥当といわれています。
香辛料として大量に摂っても特にこれといった副作用はないとされてきましたが、最近では、肝機能障害を招く恐れがあるとされています。摂取には注意が必要です。薬剤との相互作用は現在のところ報告されていません。
■ビフィズスオリゴ
使用部分:乳酸菌(有胞子乳酸菌がおすすめ)
歴史
腸内細菌注目され始めたのは、今から百年ほど前です。メチニコフ(パスツール研究所)は腸内細菌と免疫の関係に着目し、ノーベル賞を授賞しました。彼が考えたもののうち特筆すべきものは、長寿で有名なブルガリア地方で、長寿の老人たちがみなヨーグルトを食べている事から、研究が進みました。現在では健康な人の腸内には400種を超える、総数で100兆個もの腸内細菌がバランスよく棲みついている事が報告されています。
特に小腸の終わりから大腸にかけての様子を、お花畑にたとえて「腸内フローラ」と呼びたくさんの種類の腸内細菌が暮らしていますが、特にその中で、ビフィズス菌と呼ばれる菌は、近年、老化やガンの予防効果がある事も分かってきました。
適応
整腸作用、栄養吸収能力改善、消化機能亢進、便秘、肌荒れなど
特徴
有胞子乳酸菌は、ラクリス菌に周りを囲まれており、胞子の状態で食用すれば強烈な胃酸に耐え、そこを生きて通りぬけ腸に到達してくれます。腸には適度な温度・湿度・栄養分がありますから、有胞子乳酸菌の胞子は一気に発芽し、乳酸をジュワジュワと分泌してくれます。そうすれば、腸内善玉菌は大いなる味方を得て、グングン精力を広げ、善玉菌優勢の状態を作ってくれます。一方オリゴ糖(本品に使用されているのはハチミツに含まれるイソマルトオリゴ糖で大豆から作られています。この大豆は遺伝子組み替えをしていないものです。)は消化吸収されない部分が大腸まで届きビフィズス菌の餌となります。その結果、ビフィズス菌を増殖させ、腸内環境を整え有害物質の排泄を促進、便通や便の性状の改善効果を効率的に発揮します。腸内の環境を整えることは栄養の摂取が良くなり、有害物質が速やかに分解され、タンパク質が不消化と悪玉菌により腐敗するのを防ぎ、宿便の解消につながります。結果、胃腸障害改善、肌荒れ改善、便秘改善、貧血改善など全身的な体調の改善につながります。
※含有する食品の摂取を心がけましょう。
ヨーグルト、キムチetc
■ビルベリー
ツツジ科 スノキ属
使用部分:実
歴史
ツツジ科の落葉小低木で、原産地は北米からカナダにかけての一帯です。第二次大戦中に、英国空軍のパイロットがそのジャムを大量にとり続けると、
周囲が暗くなってもよく見える事に気がついたといわれています。
適応
肝機能の強化、眼精疲労改善(目の機能を高める)、脳血管障害予防、花粉症などの目のかゆみ、二日酔い眼精疲労改善(目の機能を高める)、脳血管障害予防
特徴
メグスリの木+ビルベリー+アイブライト(西洋ハーブ)、VCなどを含有。
ブルーベリーに含まれている天然色素アントシアニンが、目の機能の向上、維持、血管障害系の疾患に有効であることは、多くの実験で立証済みです。アイブライトはハーブの一種で、目や鼻の炎症に効果があるといわれていて、ヨーロッパで視力をよくするハーブとして珍重され、メガネいらずなどと呼ばれています。また目薬の木(メグスリノキ)は、日本特産のカエデ科の樹木です。光に反応する細胞には、明るいところで作用する細胞(錐体)と暗いところで作用する(杆体)があります。暗いところで作用する細胞には、ロドプシンという色素体があって、光の刺激を受けると瞬時に分解され、またすぐ再合成されます。ロドプシンの分解・再合成の繰り返しによって光の情報が電気シグナルに変換され、これが脳に伝わってものが見えるという感覚を得ることができているわけです。
アントシアニンは、ロドプシンの再合成を活性化させて、疲れ目を予防・改善する作用があります。その作用には即効性があって、アントシアニン摂取4時間後には視力の回復が見られ24時間後に消失するとされています。眼精疲労改善(目の機能を高める)、脳血管障害予防に役立ちます。
■プエラリアミリフィカ
使用部分:根
歴史
タイの北部山岳部に自生する、マメ科クズ属の植物で、タイではガウクルアと呼ばれています。このイモの部分を伝統的に食べていたモン族の女性たちの
ボディラインがあまりに美しいのでプエラリアミリフィカの研究が始まりました。
適応
女性ホルモン様作用、美肌作用、滋養強壮、体力維持増進 、更年期障害、生理不順、生理痛、無月経、不正出血、不妊症、骨粗鬆症、母乳の出を良くする、髪のツヤとハリ改善、甲状腺種の回復、ニキビ/シミ/
あざ/傷跡といった色素沈着などホルモンバランスが原因で起こるトラブル改善
特徴
植物性エストロゲンと言われるイソフラボン誘導体が多く含まれます。バストアップ作用はタイ国立チェラロコン大、リーディング大の研究で明らかにされており現在では、胸部乳腺を増やし活発化すること、黄体ホルモン受容体も増え豊胸効果をもたらすことが確認されています。含有しているこのイソフラボン関連成分(大豆イソフラボンの40倍もの効果を発揮すると言われています。)は、女性ホルモンのエストロゲン分泌を促進する作用があると言われています。エストロゲンとは卵巣から分泌される女性ホルモンのことで、簡単に言えば妊娠を可能にし、乳房を発達させる働きを担っているホルモンです。これが特には豊胸効果へとつながっています。またエストロゲンの中には、『イソフラボン誘導体』やプエラリアミリフィカの塊根にしか含まれない優れた女性ホルモン活性作用を持つといわれる『デオキシミロエステロール』が大変、豊富に含まれています。
注意事項
※1日に1g(1000mg)以上続けて摂取すると、月経に異常が起こる場合があり多量に続けて飲むのはおすすめしません。エストロゲンの分泌が盛んな初潮前は禁忌。
妊娠中、産前産後、授乳中甲状腺異常の方、乳ガン、子宮ガン、卵巣ガン、その他の生殖器の疾患をお持ちの場合禁忌。医師の指示によりお薬を服用されている方は、かかりつけの医師に一度相談して下さい。